礼拝説教

パウロの謙遜と涙


2025年03月09日

本文:使徒の働き(使徒言行録)20章13節〜35節

パウロの旅と信仰の姿勢(13-16節)
パウロとその同行者たちはアソス、ミティレネ、キオス、サモスを経由し、ミレトスに到着しました。彼は五旬節までにエルサレムに着くため急いでいましたが、エペソの長老たちを呼び寄せ、重要なメッセージを伝えます。パウロは祭事や集会を重んじ、信仰の実を証しすることを大切にしていました。

パウロの謙遜と涙(18-21節)
パウロはエペソでの働きを振り返り、ユダヤ人の迫害の中でも「謙遜」と「涙」をもって主に仕えたことを語ります。謙遜とは主イエスに対する心、涙とは信徒たちへの愛の表れです。彼は公衆の前でも家々でも福音を伝え、すべての人に悔い改めとイエス・キリストへの信仰を勧めました。主イエスは、ご自分を空しくし、十字架の死にまで従われました。この主の人生こそが謙遜であり、柔和です。

パウロの心には、信徒たちへの涙がありました。どれほど迫害を受けても、パウロは同胞であるユダヤ人のもとを訪れ続けました。憎まれ、石で打たれ、町の外に追い出されても、彼らに歩み寄ることを決してやめませんでした。それほどまでに、彼の内には同胞への深い愛と涙があったのです。第二コリント2:4には、パウロが流した涙の理由が書かれています。その涙は、愛の涙でした。愛がある人には、涙があります。パウロは、その愛によってキリストの民を育てたのです。

聖霊に導かれた使命(22-24節)
パウロは聖霊に導かれ、エルサレムへ向かいます。彼は投獄や苦しみが待ち受けていることを知りながらも、福音の使命を全うするため、命を惜しみませんでした。彼にとって宣教は「奉仕」であり、主から託された使命を果たすことが何よりも重要でした。

教会への警告と勧め(25-31節)
パウロは、自分が二度とエペソの人々に会えないことを告げます。そして、自分が福音を余すところなく伝えたため、彼らの救いの責任は果たしたと語ります。
彼は教会の長老たちに「自分と群れに気を配り、神の教会を守るように」と勧め、外部からの攻撃(偽教師、異端)と内部の問題(曲がった教えを広める者)に警戒するよう警告します。

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